【受講者には特典も】視覚障害者も健常者も学べる「オンラインスクールWith Blind」について

学習・読書
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一般社団法人With Blindが、2024年2月から、視覚障害者向けのオンラインスクール「With Blind」を始めました。

With Blindは、視覚障害者の学びの不平等を解消し、誰もが平等に学べる社会を実現するために、視覚障害者や視覚障害に理解のある講師が、視覚障害者にもわかりやすいように工夫した授業を行うオンラインスクールです。

また、視覚障害がある人が講師として活躍することで、視覚障害者の職域の拡大にも挑戦します。

オンラインスクールWith Blind
オンラインスクールWith Blindのチラシが表示されています。チラシには、子供が楽しく学ぶ画像が掲載されています。

そして、学びを継続している方に嬉しい特典も用意しています。

学んでよかったな、With Blindでよかったなと思える内容を今後もどんどん追加していく予定です。

まずはこの記事を読んで、受講をご検討いただけたら幸いです。

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NHKラジオで授業の様子が取り上げられました

2024年8月11日朝7時30分、オンラインスクールWith BlindがNHKで放送されました!

授業の風景をお聴きいただけるほか、受講者の声、そしてこのスクールを立ち上げることに至った背景などをお話ししています。
インターネットやスマートフォンアプリの「らじる」でも当日とその後一定期間聞くことができます。
詳細は次のサイトからご覧ください。

【2024年8月11日】自由に楽しく! 当事者のためのオンラインスクール開講 - 視覚障害ナビ・ラジオ
今春、オンラインによる視覚障害者向けの学びの場「With Blind」がスタートしました。立ち上げた全盲の國宗陽介さんに、開講の経緯や活動内容をお伺いします。

視覚障害がある人の学びの課題

(1)課題

視覚障害者は、学校や塾の授業で、視覚に頼った説明や資料が使われるため、見えている人と比べると学びの不平等が生じやすいです。

例えば、授業で黒板の板書や教科書の図表が理解できない、実験や実習に参加できない、テストや課題の記述が難しいなど、視覚障害者にはさまざまな困りごとがあります。

このことについては、弱視のライターであるリコさんもブログでお話しされていますので、よければ次の記事もご覧ください。

また、大人になってからも、学びが障壁となって、視覚障害によって職業の選択の幅が狭まってしまうケースも少なくありません。

(2)理由

視覚障害者の学びの不平等が生じる理由は、以下のようなものが挙げられます。

  • 学校や塾の授業では、視覚に頼った説明や資料が使われるため、視覚障害者は理解に難儀することがある
  • 視覚障害者向けの教材や支援体制が十分に整備されていないため、個々のニーズに応じた学習が難しい
  • 視覚障害者に対する偏見や差別によって、学習意欲が低下してしまう

学習意欲の低下については、周囲が無意識に、「見えないから」、「見えにくいから」ということを態度で示している場合です。

先生や親によく見られるという話を聞きますので、意識的に注意が必要です。

オンラインスクールWith Blindの特徴

私たちが立ち上げたWith Blindでは、以下の工夫をすることで、視覚障害者が学びやすい環境を整えます。

(1)概要

  • 視覚障害がある方に対応した教材を可能な限り利用する

視覚障害者が理解しやすいように、音声や点字の教材を多用します。

  • 講師が個々の理解度に応じてサポートする

講師は、生徒一人ひとりの理解度やニーズに合わせて、個別にサポートを行います。1対1のライブ講座ですので、きめ細かい配慮が可能です。

  • オンラインスクールならではの利点を活かす

オンラインスクールならではの利点を活かして、全国どこからでも受講できるようにします。また、通学する必要がないため、時間や場所の制約を受けにくくなっています。

(2)具体例

With Blindの特徴を、より具体的に説明します。

  • 視覚障害に対応した教材を多用する

授業では、音声による説明を基本とし、必要に応じて動画やイラストも使用します。また、拡大文字や点字のほか、音声データや電子書籍としても提供します。ただし、準備ができない場合もあることから、その場合には代替措置を検討します。

例えば、算数の授業では、黒板の板書ではなく、音声で読み上げながら授業を進めます。図形は点字のものを利用することも検討しています。

  • 講師が個々の理解度に応じてサポートする

講師は、生徒一人ひとりの理解度やニーズに合わせて、個別にサポートを行います。例えば、質問や相談に丁寧に対応したり、復習の機会を設けたりするなど、生徒が学習を進めやすいように支援します。1対1なので個々のペースに合わせた学習が可能です。

ただ、競争も大切です。定期的に同学年や、同じ目標を持つ方との座談会や複数人での授業を企画します。

【早速確認してみる】

オンラインスクールWith Blind

学べる具体的な内容

オンラインスクールWith Blindでは、視覚障害者向けに特化した授業を行い、以下の分野での学習機会を提供しています:

  • 基礎科目:国語、数学、英語、社会などの科目を、小学生から高校生までのレベルに合わせて学習します。特に受験対策や高校入試に焦点を当てた授業も用意しているのが特徴です。進路の幅を広げましょう。
  • プログラミング:Pythonなどのプログラミング言語を基礎から学べるコースがあり、これからのデジタル社会で必要なスキルを視覚障害者向けに分かりやすく指導します。
  • 音楽:点字楽譜の読み方や楽器演奏など、視覚に頼らない音楽教育を行います。音楽の基礎理論から実際まで幅広く学べる機会を提供しています。
  • パソコンスキル:Microsoft WordやExcelの使用方法、さらにはスマートフォン操作まで、日常生活や仕事に必要なパソコンスキルを習得できます。特に、実際に使っている視覚障害者が講師なので、ビジネスシーンでの実践的なスキルに重点を置いています。
  • 囲碁:集中力や戦略的思考を養うことを目的とした囲碁の講座があり、視覚障害者でも参加できるよう工夫されています。
  • ヨガ・ピラティス:健康維持とリラクゼーションを目指したヨガやピラティスのレッスンも提供されており、視覚障害者に向けた身体的なトレーニングを通じて心身をリフレッシュさせることができます。

各受講者の学習進度や目標に合わせた個別のサポートを受けることで、学習効果が最大化されます。


講師陣の紹介

オンラインスクールWith Blindには、視覚障害者の教育やサポートに精通した優秀な講師陣が揃っています。以下に、いくつかの講師を紹介します。

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With Blindでは視覚障害者向け、そしてその周囲の人向けにオンラインスクールを提供しています。

オンラインスクールWith Blind – 見えても 見えなくても学べる環境を

 

そして、視覚障害者を含むメンバーで「見えても、見えなくても」をコンセプトに日常や視覚障がいに関する記事を書いています。

その中でも「見える人へ」の記事はぜひ多くの方に読んでいただきたい記事になるので、多くの方に届く協力をよろしくお願いします!

この記事を書いた人

視覚障がい者を含む20-30代の仲良し友人夫婦がコロナをきっかけに自分たちでしか伝えれない内容や周りへ伝えたいこと、そして好きなことを自由に発信してるブログです!
主に「視覚障害について」、「夫婦のこと」、「好きなこと」について発信していきます。
「みえても、みえなくても」を合言葉に4人で楽しみながら、普段の仕事と並行してブログを運営しています♪

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