多くの時間を仕事に費やす私たちにとって、仕事に関する悩みはつきませんよね。
人間関係、給料、仕事内容、仕事のやりがいやキャリア…
本当に悩んでいるときって、辛いですよね。
周囲に相談できない時もありますし…。
でも、やまない雨はないので、大丈夫です。
今回は、そんな悩みと向き合い、様々な試みを続けている私、よーすけの転職を決めたタイミングを詳しく紹介したいと思います。
私のスペック紹介
参考になるように、まずは自分のスペックとか、障害とかを紹介するね。
項目 | 内容 |
障害 | ①先天性・進行性の目の病気で中学生の後半には光が認識できる程度の視力に ②白杖を用いて慣れた場所での単独歩行が可能 ③点字ユーザー、パソコンは画面読み上げソフトを利用して使用可能 |
経験 | ①米国に1年間の高校留学を経験 ②4年生大学を卒業 ③大学時代に単独で世界一周を経験 ④金融業界や建設業界などで法務関連業務に従事 |
能力 | ①TOEIC820点取得 ②ファイナンシャルプランナー2級(国家資格) |
仕事に対する悩み
こんな全盲の私は、大学時代の就職活動などで、給料、仕事内容、自らの今後のキャリアについて特に悩みました。
悩みの主たる原因は、障害者枠という採用形態でした。
障害者枠と健常者枠の違いを整理
まずは簡単に障害者枠について説明します。あくまで一例ですので、参考として捉えてください。
項目 | 障害者枠 | 健常者枠 |
職務内容 | 事務補助等、限定的職務が基本 | 限定的職種もあるが、総合職が基本 |
雇用期間 | 新卒でも有機雇用もある | 新卒は無期雇用が前提 |
待遇 | 職務内容に応じた給与が基本であるため、限定的の場合には低い給与水準 | 職務内容に応じた給与水準が基本 |
結論 | マイペースに働きたい人向き | キャリアアップを望む人向き |
障害者枠もいろいろ。職務内容が限定されていないものもあったり、待遇が健常者と同様なものがあったりするようです。
新卒の私が経験した実態
確かに私には障害はありますが、健常者と違いなく働きたいという思いがありましたので、健常者枠に拘って就職活動を続けました。
しかし、残念ながらそのような採用枠で採用してくれる企業に出会うことはありませんでした。
これが当時の現実でした。きっと今だったら、違うのですかね…。
就職活動については、別記事でも紹介しているので、よければご覧ください。
働くにつれて強くなるキャリアへの思い→転職へ
そんな悩みを持って就職した私ですが、新卒で就職した会社は、本当に優秀な同僚に恵まれ、毎日が楽しくて、毎日が学びの連続でした。
もちろん、たくさん怒られましたし、たくさん失敗もしました!
純粋に仕事が面白かったので、大学生時代とは比べ物にならないほどの勉強もしましたし、パソコンスキルやコミュニケーションスキルも磨きました。
その反面、一緒に働く優秀な同僚のように、職務の限定がない職種で、もっともっと周囲の役に立ちたい、将来に向けてキャリアアップを続け、良い組織を作るリーダーになりたいという思いが強くなりました。
そこで、上司の応援と推薦ももらい、社内のいわゆる総合職登用試験に挑戦。
しかし・・・、2年連続で不合格。
新卒で入社したこの会社では、最大限の自分ができる努力は尽くしたため、自らのキャリアを考え、転職を決意。
まとめ=転職するタイミング
私の転職するタイミングを一言でいうなら、「この場では私の思いが実現できないとわかった時」でした。
このタイミングに至るまでには、信頼する上司にも相談しました。
そして、いつも親身になって私の働く環境を考えてくれていた人事の方にも何度も相談しました。
でも、残念ながら私が実現したいキャリアは、ここではどうしても難しかったんです。同僚も尊敬できる人ばかりだっただけに、とても悔しかったのを今でも覚えています。
一連のやり取りの中で、自分の夢は実現できないとわかった時、本当に辛かった…。でも、これが前に進むタイミングでもあったんです。
障害がある人の中には、私と同じ思いで悩んでいる人もいるのではないでしょうか。また、健常者でも、限定的職種ではなく、もっと活躍したいと悩んでいる人も少なくはないのでは。
今のわたしは、数回の転職を経て、やっと職務の限定がなく、自分が望むキャリアを積み重ねることができる職種で働けるようになりました。薄給ではありますが、自立して家族で生活できる給料も手に入れることもできています。
また、前職の経験もあったので、職場で活躍することもできています。
このような転職先を見つけるまでには、さらに苦労があったのですが、この話は、別の記事で紹介しますね♪お楽しみに~