視覚障害者向けのカードゲームに、『点字トランプ』があります。
通常のトランプの隅に、点字が印字されたもの。
これなら、目の見える人も見えない人も一緒に遊べる!と思いきや・・・!?
実は見えない人全員が遊べるわけではなかった・・・!!
今回は、私たちがよく使う点字トランプについて紹介します。
「点字トランプ」とは?
(友人)
トランプやろうよ!
今日も点字トランプ持ってきてる?
もちろん!
これなら、みんなと遊べるよ!
点字トランプはカード1枚1枚に点字が印字されています。
点字の凹凸がある分、普通のトランプの厚さと比べると約2倍程度の厚さになります(驚)
手の小さい人だとシャッフルが大変。素材も滑りやすいので、ばらまいてしまわないように注意!
大変な時は、しんばみたいな(笑)手の大きい人に頼りましょう〜♪
「点字トランプ」っていくらするの?
見えない人でも一緒に遊ぶことのできる点字トランプ。
しかし、販売経路は限られており、店舗によってはあまりにも高額なものも!?
(友人)
Amazonで探してみたら、17,000円もするんだけど!!
超リッチだな、よーすけ。
もっと探してみてー。その10分の1の価格で売ってるはず。
おれは1,000円くらいで買ったよ。
Amazonなどの一般的な通販サイトでは基本的に取り扱っておらず、しかもかなりの額に。
以下のサイト「日本ライトハウス情報文化センター」であれば、1,200円程で購入することができますよ!
「日本ライトハウス情報文化センター」は、職業訓練や図書館機能もある施設。
東京や、全国の都道府県にも類似した施設があるんですね。
見えない人はみんな点字を読める?
”見えない人は点字を読めるもの”
目の見える人は、そう思っている人も少なくないのではないでしょうか?
でもちょっと待って!
実は点字の識字率は、非常に低いんです・・・
その数、視覚障害者のうち、約10%!!
※以下、参考URL▼▼
点字があれば、見えない人でも全て文字や文章を認識できる!と思いがちですが、実はそうではないんですね。
視覚障害は後から見えなくなるケースが多く、ある程度年齢を重ねてしまうと、指先で感じとる点字を習得することに時間もかかるんだとか。
また近年では、スマートフォンやPCの普及もあり、音声読み上げなどで文章を認識できる世の中になってきたんですね。
”目が見えない人全員が点字を読めるわけではない”
この部分は、全員が認識しておいた方がよさそうです!
見えない人が有利なゲームも!?
(友人)
ところで点字トランプってさ、触って確かめるわけでしょ?
そうそう。
左上と右下に上下逆さまに点字がかかれていて、どちらからでも読めるようになってるんだよ。
(友人)
それってさー、もしババ抜きやったら手で触って、自分が何をひきたいかがわかって有利だよね(笑)
毎回きちんと触って確かめればだけどね〜。
俺がやるときはもちろんズルはせずに、何を引くかを楽しみながらゲームするよ!
それに、触って読もうとすると、さすがにわかっちゃう(笑)
(友人)
バレない範囲でやってもらって、本当に勝つか、試してみたい(笑)
ババ抜き、七並べ、大富豪、いろいろなゲームがありますが、点字が印字されたトランプでも、見える人と変わらず遊べそう。
点字があってもズルもしづらい(笑)し、読み取っているのは見える人にもバレちゃいますしねっ。
次回はこの点字トランプを使って、大富豪にチャレンジしてみたいとおもいます〜
大富豪をやってみた記事はこちら▼▼