視覚障害がある友人と話していると、共通する経験をすることもしばしば。
そこで、時にはクスっと笑えるポイントを、時にはまじめなポイントを織り交ぜつつ、見える人も頷く視覚障害者あるある」導入編をお届けします。
次回からは、コミュニケーションの場面や、買い物、手続きの場面でのあるあるを紹介していきますね。
はじめに
このテーマにした理由あるの?
あるわけないっしょ(笑)。いつもの思い付きだよね?
半分は確かに思い付き。でも、残りの半分は、視覚障害のある人の情報をもっともっと発信していかないといけないという思いからなんだよね。
パラリンピック選手とは知り合いのことが多い
若くして視覚に障害がある人は、統合教育のほか、盲学校などに通うケースが多く、そこで沢山の仲間に出会います。
また、各地にある盲学校が集まりスポーツ大会なども開催されます。
すると、その仲間の一人がパラリンピック選手になることも多いんです。
テレビを見てたら、よーすけが『あ、○○だ。高校の友だちなんだよ。』って言ったときは驚いたな。
視覚障害者の世界というのは、本当に狭い。
だから、知り合いの知り合いは共通の友人だということもしばしば。
日本には31万人の視覚障害者がいると言われています。
その多くは知り合いの知り合いなんでしょうね(笑)
だから、純粋に知り合いが大きな舞台で活躍していると、本当に嬉しくて応援にも力が入っちゃうんです!!
パソコンやスマホが使えると驚かれる
「白杖を持っている人なのに、スマホを触っているのは不思議!」との声を何度も聞いたことがあります。
また、「画面が見えないのに、どうやって操作するの?」と聞かれることも多くあります。
視覚障害者向けの機能がスマホに搭載されていることや、パソコンの画面のほとんどを音声ソフトで読み上げてくれることを知らないと
・「平面の画面に触覚的なヒントもないのに、どうやって操作しているんだろう?」
・「画面のアイコンの位置を暗記して操作しているの?!」
という疑問が生じますよね。
視覚障害者向けに、スマホのアプリも沢山開発されていたりします♪
もっとも、パソコンのキーボードは、ブラインド(盲人)タッチという名称があるように、見えなくても位置を覚えてしまえば、簡単に操作できますよね♪
第六感が発達していると思われがち
「目が見えない、見えにくい代わりに、それを補おうとして第六感が発達するんじゃないの?」
「もしかして、第六感で、美女とかイケメンも判断できるんじゃないの??」
と初対面の人に聞かれることも。
世の中を探せば、もしかしたら第六感が発達している視覚障害者がいるのかもしれませんが、ほとんどの場合、そんなことは残念ながらありません(笑)
ただ、見えない、見えにくい分、耳を澄ませて車や歩行者の音を聞く習慣が身についていたり、人の足音やその他の音や触覚をヒントに歩行をしていたりすることはあります。
それでいうと、よーすけは美女をすぐ見つけちゃうよね?
たまたまだよ(笑)。
外見よりも中身を重視して見てると、自然と外見まで綺麗な人に行き着いちゃうっていうのはあると思うな。内面から溢れ出るものってあるじゃん?
つまり、他の感覚を見える人よりも駆使しているのは事実なのかもしれません。
[白杖を持っている人=全盲]ではない
これもしばしば耳にするのですが、決して白杖を持っている人の全員が全く見えない人ということはありません。
弱視の方でも、自らの安全のために、白杖を持っている人がいます。
逆に、白杖を持って街中を歩きたくないという視覚障害者もいます。
人の目が気になるという人や、見えにくいことを受け入れられないなど、理由は様々です。
ここでは、[白杖を持っている=全盲]ではないということ、そして白杖を持つことに抵抗感がある視覚障害者も一定数いることを知っていただけると嬉しいです♪
まとめ=今後の抱負
思い付き半分で始めた本テーマ。
今後のシリーズでも、「視覚障害あるある」を取り上げていきたいと思いますので、楽しく引き続きお付き合いいただけると嬉しいです。
そして、是非話題の参考にしてもらえると嬉しいです♪